こちらのページでは、査定表の見方を詳しくご説明していきたいと思います。
「査定表」とは、車の診断書とも言えるとても大切なものです。
車の売買を行う際、ディーラーや中古車販売店もこの査定表を見て車の状態を判断し、買い付けを行っていきます。
一般的にディーラーや中古車販売店が車を仕入れるとき、オートオークションで車を仕入れます。
オートオークションでは、査定員の資格を持ったプロの査定士が1台、1台、明確な基準のもと車を査定し、その内容を査定表に記入していきます。
つまり、この査定表はとても信頼することのできる車の診断書であり、オートオークションで仕入れた車なら必ずこの査定表が付いてきます。ですので、この査定表を見れば1発でその車の状態が分かってしまいます。
当然、事故車ということも査定表を見れば分かりますので、この査定表の見方をある程度分かってしまえば、あなたが購入予定の車がどのようなコンディションなのか、すぐに判断することができます。
この査定表の見方が分かれば、事故車などを掴まされることなく、とても状態の良い車を手に入れることができるようになります。
では、ここから査定表の見方を画像を使って詳しくご説明していきますので、しっかりと覚えて頂ければと思います。査定表をしっかりと見ることができれば、とても程度の良い車をゲットできるようになります。
もしあなたが、既に欲しい車種が決まっていて、お店に行く予定があるのであれば、その車を販売しているお店の店員さんに「この車の査定表を見せて頂けますか?」とお願いしてみてください。
このとき、何かしらの理由を付けて査定表を見せることを拒むお店であれば、そこで購入することは出来るだけ控えた方が良いと思います。
何故ならば、査定表を見せられないということは、何かやましいことを隠している可能性があるからです。
例えばですが、事故車を無事故車として販売していたり、メーター改ざんの疑いがあることを隠していたりと、査定表を見られるとお店にとって不利益が起こるので、それを隠そうとしている可能性があります。
この査定表を見せてくれる、見せてくれない、このことを知っておくだけでも、悪い業者から事故車や粗悪車を掴まされる可能性はグンと減るはずです。基本的に査定表を見せることを拒むお店での購入は避けるべきだと覚えておいてください。
しかし、査定表を見せてくれないからといって、そのお店がダメなのかと言ったらそんなことはありません。会社によって査定表を見せないと決めているところもあります。
査定表を見せると言うことは、そのお店の仕入れに関する部分を全て公開することになります。お客の信頼を得るためには査定表を堂々と見せることが一番いいことですが、やはりお店にとってはとても勇気のいることです。
ですので、そのお店の経営方針で査定表は見せないと、決めている店舗もありますので、その辺は営業マンと良く話をした上で、そのお店が本当に信頼できるかどうかを慎重に見極めた上で、購入の検討を行うべきです。
査定表を見せてくれないからといって、そのお店がダメなのかと言ったらそんなことはありません。あくまで査定表を見せてくれるかどうかは、優良店としての一つの判断基準にしてもらえればと思います。
また、下取り車や買取車は査定表が無いのでは?と質問されますが、ほとんどの中古車販売店では、下取りの車や買取車はオートオークションに流しますので、査定表はあるはずです。
しかし店舗によっては、買い取ったお店にその車を並べてしまうと、下取り金額にいくら上乗せして販売していることがお客に分かってしまいますので、別の店舗に流したり、仲間の業者に直接売ったりしているところもあるようです。
そのような場合は査定表がないことがありますので、査定表が何故ないのか、業者に問いただせば車がどのようにして流れてきたかの経緯を説明してくれると思いますので、その話を聞いて判断すれば良いと思います。
また、買取方式の問題で査定表がないお店もあります。基本的にディーラーや中古車販売店では、オートオークションで車を仕入れるとお伝えしましたが、ダイレクト販売方式を採用している大手企業(T-UP、カーセブン、ガリバー、アップル)などでは、オートオークションを通さずに、買取から販売まで全て自社で行っているところがあります。
このような店舗では、オートオークションを通さないで買い取り、販売を行っているために査定表が無い場合があります。その場合も査定表がないからといって、ここはダメだと決め付けずに、そのお店の雰囲気や営業マンとよく話をして決めてください。
また、ダイレクト販売方式を採用している大手の販売店は、自社基準の査定表を独自に用意しているところが多いですので、もし可能であれば、自社基準の査定表を見せてもらうようにしてください。大手の販売店であれば、気持ちよく公開してくれるはずです。
ですが、独自審査基準の査定表よりも、やはりオートオークションが発行している査定表の方が信頼に置いては上になりますので、このことも覚えておいてもらえればと思います。
また稀にオートオークション発行の査定表であっても、見られたくない部分を修正液などで偽造して、コピーされたものが存在します。
これは悪徳業者がお客の信頼を得るためによくやる手口なのですが、査定表を見せてもらったときにその辺の疑いがないかもよく確認してみてください。
しかし、一般の方がパッと見て全てを理解することは難しいので、可能であれば査定表をコピーさせてもらい、一旦自宅に戻ってからゆっくりと見直してみることをお勧めします。
ここまで査定表の見方についてご説明してきましたが、結論を言うと、査定表を素直に見せてくれたからといって、その業者を100%信用するのも良くありません。
あくまで信頼のおける業者の一つの判定基準として捉え、そのお店の雰囲気や営業マンの接客態度、実物の車を良く見て判断していくことが大切です。
もしあなたが車の購入を検討していて、どこの業者で購入したらいいか悩んでいるのであれば、私がお勧めしている中古車販売サイトを一度利用することをお勧めします。
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中古車の診断書 査定表の見方
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