では何故、このような悪徳なお店が存在するのか。その理由は簡単で、事故車を無事故車として販売すれば利益を大きく得られるからです。
中古車業者が車を仕入れるとき、オートオークションというところで仕入れることが一般的です。ここでは様々な車が取引され、その中でも事故車も取引されています。
事故車は仕入れ価格が普通の車に比べて安いですが、店頭で車を並べるときに修復歴車、もしくは事故車と表示しなければなりません。
当然、事故車を好んで買うお客は少なく、なかなか買い手がつかないため、値段を下げざるを得ません。
しかし、この事故車を無事故車として販売すればどうでしょうか。買い手は付きやすいですし、売れたときの利益も大きくなります。当然許されることではありませんが、このようなことを平気でやっている業者が少なからずいます。
また、事故車を無事故車として販売してしまう原因には、もう一つ大きな問題があります。
それは、査定をしているほとんどの人間が査定士の資格を持っていないというところにあります。
車の査定をするには、日本自動車査定協会が主催する技能検定に合格した査定士の資格を持っている人だけが本来行えるものです。
しかし、この資格を持たずして買取査定を行っている業者が少なくないのです。簡単に言えば、数日前に入社した人間が右も左も分からないまま、その会社での簡単な研修を受けただけで査定をしていることがあるということです。
ここが事故車の不正販売を完全に防げていないところでもあるのです。つまり、経験の少ない新入社員やアルバイトが査定をしているお店があるということです。
そのような未熟な人間が査定をすれば、当然のことながらトラブルになります。事故車であったにも関わらず、事故車ということを見落として仕入れ、普通の車として顧客に販売してしまったとします。
その結果、後々顧客から「この車は事故車ですよね？返金してください」とクレームが入ったとしても、「うちの査定士の判定では事故車ではありません」、と言われてしまえば、ユーザーはどうすることもできません。
つまり、泣き寝入りをすることになってしまうということです。私はこのような業者をやはり許せませんし、真面目にやっている販売店からしたら業界全体の質を落とすことになりますから、たまったものではありません。
しかし、一番辛いのは騙されたユーザーです。そのお店を信頼して車を購入したのに事故車だったらたまりません。後々、気が付けばまだいいですが、知らないで乗っている人は多くいると思います。
そして一番最悪なのは、その車を手放すときに本当の事実を知らされることです。私の親しい友人も愛車を手放そうと車の査定依頼を出したときに、事故車だと分かり、値段がほとんど付かずに悔しい思いをした人がいます。
事故車を掴まされないためにも、友人のような悔しい思いをしないためにも、お店選びは慎重にやらなくてはなりません。
ですが、一般の方がどのお店が優良でどのお店が悪徳なのか見分けることはかなり難しいと言えます。私のように業界にいた人間であれば、車を見れば事故車かどうかはすぐに判断できます。
では、一般の方が事故車を判別することはできないのか、そんなことはありません。ちょっとしたポイントを掴んでしまえば、事故車を判別できるようになります。
別ページにて「中古車店選びのポイント」と「事故車や不正車の見分け方」について詳しく解説しているページをご用意しておりますので、こちらのページもしっかりとご覧になることをお勧めします。
→「中古車店選びのポイント」はこちらから
→「事故車や不正車の見分け方」はこちらから
しかし、良いお店や事故車を判別する力を身につけるためには、それなりの知識と経験を積まなくてはなりません。とても時間がかかることですし、正直面倒で大変だと思います。
もしあなたが「事故車だけは絶対に掴まされたくない」と思っているのであれば、私が自信を持ってお勧めしている「中古車販売サイト」を利用してみてください。
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こちらのサイトを利用すれば、事故車を掴まされることはなく、安心した車選びができますので、あなたのカーライフを充実するためにも、ぜひご紹介しているサイトを利用して車探しをしてみてください。
きっと、あなたの希望に合った車を見つけることができ、後悔しない車選びが出来るはずです。
